2008年5月14日水曜日

予定表

08年5月14日(水)午後12時
 携帯でメールを練習して、何とか書けるようになった。
 次は、予定を書き込めるようになりたい。
 なにしろ歩くのが2時間なので、そのうち外へ行くのが30分としても、1時
間半も携帯の練習ができる。
 ある日、歩きながら携帯のメニューを見ていた。6番に予定表があった。な
んと私が病気になる前にしていた、予定を書いたノートの様なことが、この携帯
でできそうである。
 やってみると大変良い。予定の時刻が来たら、「予定の時間です」と、知らせ
てくれるので、忘れることがない。
  これを使えるようになってから、携帯を手離せなくなった。
 話は変わるが、メールでこのブログはアップしている。その書名の仕方を最
近ならった。
それでこれからは、このブログの最後に私のメールアドレスを書くことにした。
これを読んで下さってる方で、何かありましたらメールください。
 
oushi@s6.kcn-tv.ne.jp

2008年5月9日金曜日

08年5月9日(金)午前9時
 一昨日、庭を珍しく歩いてみた。まだおぼつかない歩き方だが、もう不安はな
い。
昨年は庭を歩くのはやっとで、必死に行うという状態であった。懐かし
いので昨年の7月の記事をここに貼ってみたい。

 一昨日は友人宅へ出かけた。仕事に使う健康調査票の相談がその用件であった。
さて、1時間ぐらいで帰宅することができた。サアーッ、ビールを飲みながら昼
飯を食おうかと勢いよく玄関のベルを鳴らした。誰も出てこない。もう一度試み
た。しかし、結果は同じで玄関はすましている。さては家人はどこかへ出かけた
なとガッカリした。どう考えても玄関は開かない。鍵は病み上がりで必要なか
ったので、困ったことに大切に家の中に仕舞っている。退院以来、外は前の道
路など足場の良い所しか歩いていない私は、悩んだ。予備の鍵は家の裏、つまり
足場の我が家で最も悪い所にある。今朝は一人で駐車場にある車まで行けたと
喜んでいたのに、やはり厳しい現実を見せつけられたような感じがしてきた。そ
れらを考えて時間が5分ぐらい過ぎた。ここは、考えるよりも行動である。
 まず鞄から白い杖を出した。これは視力のない人が使うためのもので、昆虫の
触覚のような物で、体重はかけられないが足下を探るのには、そのための道
具なのでバッチリである。まず、ゆっくりと後ろを向いた。つまり、ドアを背に
して道路を向いた訳である。ポーチの前の端まで歩く。今鞄から出したばかりの
杖を使って足下の下り階段を探す。見つかったので下りないで右の横へ移動する。
数歩の所で右前に手を出して見ると手すりが触れた。ここで杖を左手に持ち替え
て右の手で手すりを持つ。そして階段を2段下りる。これで家の前の道路に出た
訳である。ここは舗装してあるので足場は良い。それで安心して左の方へ道路を
歩く。7、8メートル行った所で左へ曲がる。ここは、小砂利が敷かれた駐車場
で、ここまでは何度となく歩いて来ていて心配はしなくて良い所である。これか
らがしだいに足場が怪しくなるところである。しかしここまで来てやめるのも悔
しくてしたくない。それでおそるおそる再びゆっくり前進する。数メートルの
所で駐車場の奥の生け垣にぶつかる。ここにあまり近づくと足下が良くないので
一定の距離を保ちながら左へ横移動する。垣根が終わった所で再び前へ
前進する。ここいらが足場が悪い所で最高に緊張する場面であるが、
ゆっくりしっかり頑張って鍵を探し出した時には、大きな深い安堵の息が出た。
この後家の中に入って飲んだビールがおいしかったのは言うまでもない。
このように、次第に自分でできる動作が増えていっていることは大変ありがたい。

 これが昨年の夏の記事である。話を今年に戻そう。
 今日の冒頭にある一昨日から毎日、一区切りしたら外に出て、庭やバス道路側
の歩道を歩いたりするようになった。

2008年5月5日月曜日

サポーター

08年5月5日(月)午後4時
 今日、朝起きて、例の通り歩こうと居間から仕事の部屋に行った。歩き始めて
みると、左の足首が何となくおかしい。物足りないような、妙な感じがする。見
ると、サポーターを着けていない。暫く歩いて考えた。
 「もう、サポーターははずそう」
今日から室内では、この左の足首のサポーターははずすことにした。
 これを着けるようになったのは、友人の薦めからであった。昨年の春、佐賀の
友人が、ひょんなことから私の家を尋ねてくれてからであった。
 そのころの私は、まだ歩けるか歩けないかの段階であった。
 私が脳の病になっていることを知らなかった友人は驚いた。そして私から短下
肢装具を使っている事を聞いて、その友人は、室内ではサポーターを使うように
勧めてくれた。そして、その翌日、サポーターを買ってきた。左手が僅かしか使
えないことと、そのサポーターが筒状の物をただはめるだけでなくて、マジック
テープがついた短いベルトの様な物をいくつも留める必要があるやり方のために、
私は、その装着に時間がかかった。しかし、その装着にも馴れ、私にとって、こ
のサポーターは、無くてはならない物になっていた。
 友人が言うのには、このサポーターだと足の筋を使うので、快復が早いという
ことであった。
 そしてそのことがあった昨年の春が終わり、夏からは、外でも装具を使うのを
やめて、このサポーターで外にも行くようになった。
 それから1年、室内ではこのサポーターを使うことはやめることにしたが、外
では、もう暫くお世話にならなくてはならないだろう。
 

2008年5月3日土曜日

メール2

08年5月3日(土)午後1時
 昨日、メールが携帯に届いた。漢字の違いを音声で区別ができなかった一昨
年までは携帯のメールは使っていなかった私であるが、それが昨年から漢字
の入力の時にその候補を音声で読み上げてくれるようになったので、携帯を使
うようになった。私は廊下と呼んでいるが、室内での歩く練習の時、携帯でメー
ルの処理をしたりしている。
 これは4月の29日に書いたメールと言う記事の冒頭の部分である。この
人から今日は快いメールがまた届いた。今回はそのことを書いてみたい。
 今日、目が覚めたのは6時過ぎであった。
「よし、目さましに歩こう」
 私は顔も洗わずに、仕事の部屋へ行った。まず北側の窓を開ける。モンゴルで
教えられた富士山の方を向いて立つ。モンゴルの息子と私が今日も元気で一日を
始められた事を感謝する。
 そして、この部屋の中で歩く練習を始めた。今日の注意点は足を踏ん張る
時に、その直ぐ後にお尻の筋を使って体を前にやれるように足の底で床を踏
み続けて力をお尻の筋に入れる努力をすることである。
 さて、歩き始めた。携帯を右の手に持つ。終了ボタンを押す。次にマルチカー
ソルボタンの上を押して、メールが届いているかを見る。3件あった。その中の
一つに、先ほどこの文の冒頭に書いた人からのメールがあった。
 以下、それを差し支えない程度に貼り付けてみる。

今晩は。○○さんが、あなたにメールを送ったとき、「ブログを見てください」
との返事がきたけどと、いわれたので、彼女にパソメールで送りました。これか
らも送ろうと思いますけどよろしいでしょうか?

説明を省いているので、ちょっと分かりにくいところもあるが、
メールでブログの内容を読みたい人に送っても良いかというメールである。

なんとありがたいメールである。
 私は、当然、直ぐお願いしますと返信した。
 

2008年4月29日火曜日

メールマガジン

08年4月29日(火)午後9時
 昨日、メールが、携帯に届いた。漢字の違いを音声で区別ができなかった一昨
年までは、携帯のメールは使っていなかった私であるが、それが昨年から、漢字
の入力の時に、その候補を音声で読み上げてくれるようになったので、携帯を使
うようになった。私は廊下と呼んでいるが、室内での歩く練習の時、携帯でメー
ルの処理をしたり、している。
 さて、昨日メールが届いた話に戻ろう。人吉市の人からであった。人吉には、
ある学習会のことで、何回も出かけて、その思い出が多いところであるが、その
学習会の会場を世話してくれた人が、今回、メールをくれた人である。
 その中身は、私のブログを読んでいるという物であった。そして、なんとその
人も脳の病にかかり、片麻痺を経験している人である。だから、私の書いている
ブログの内容をはっきり理解しながら読んでくれているようである。例えばこ
んな1文があった「患側で仕事ができた時は、本当に嬉しいですよね」
このように、最近、「読んでいるよ」と言ってくれる人が、少し増えて来ている
ようで、本当にありがたい。
 どうだろうか、このブログの形式を、メールマガジンのように、メールで出し
た方がもっと読む方は便利なのだろうか。

2008年4月27日日曜日

オルトキー

08年4月27日(日)午後0時
 今、散歩から帰ってきた。やがて5月になる外は、爽やかな風がそよいでいた。
さて今日も私の体の快復の話である。
 昨日、パソコンをやっていて、オルトキーを人差し指で押してみて、まがりな
りにもキーを働かすことができて、大変ありがたかった。そして今日は、それを
実際に、パソコンの操作の一環として用いることにした。前にも少し書いたが、
視覚に障害のある私は、パソコンの操作にマウスが普通には使えない。そこで
キーボードにあるおよそ100もあるキーを使って作業をするのであるが、その
なかでもこのオルトキーは大変使用頻度の高いキーである。
 例えば、この文章を書き終わった時も、文書の保存、そしてその文書の移動等、
その度にメニューを開くのであるが、このメニューを開くためのショートカット
キーとしてこのオルトキーを使うのである。
 この、キーを押すために人差し指を使う時にも、腕の強張りが最も大きな妨げ
としてはたらいている。そこを乗り越えてやらなくてはいけないのだが、面白い
事の一つは三角筋など腕の筋が指を使う時にも、腕を持ち上げる様に働いて、腕
の緊張を減らすので、直接の関係は無くとも、腕の最も上部にある三角筋と指が
関連していることである。
 

2008年4月24日木曜日

キーボード

08年4月23日(木)午後7時
  視力のない私は、パソコンの操作は、マウスの代わりに全てをキーボードで
行う。それでどうしても両方の手の指が同時に使えることが必要である。例えば、
オルトキーを押しながら、エンターキーを押すなどである。
 脳の出血後、左の手足の訓練をしてきた私は、ずっと退院後、右手だけで操作
をしてきた。先に挙げた例のように、簡単な物は右手だけで行い、文字など
の入力になると、良い方の手だけで使えるソフトを買って使ってきた。しかし、
何とももどかしい操作なので、何時かは両方の手で操作できるようになりたいと
思っている。そこで今日は、初めて、左の人差し指でオルトキーを押しながら、
右の手でカーソル移動キーを使って、ファイルを閉じることができた。
 これは、良い訓練になりそうでありがたい。