2008年11月18日火曜日

2階 3

 私の悪い方の腕が僅かに良くなったので、昨日から今年の夏までのように、2階に上がる時、手すりを使っての手の訓練ができるようになった。 私は、今年の夏から2階に上がる時に、階段の両側の手すりを持って上がるようになっていた。普通の階段には手すりは1本しかない。しかし、私が2階に住むためには訓練とはいえ、片麻痺の私は、危険を減らすために、手すりを1本増やして2本にしていた。安全のためという考えしか私にはなかったが、実際に手すりを使って階段を上がって見ると、これが何と素晴らしい手の訓練になることが分かった。まず手で手すりを持つためには、腕を少し挙げなければならない。しかも指を開いて、その次はその開いた指を曲げて、手すりを持たなければならない。そして次には、階段を1段か2段上がって、手すりを持ったままで下の段の高さで、つまり自分の体の後ろ下よりにある手を、自分の体の傍まで、手を滑らせながら、持ってこなければならない。この滑らせることが、脳の麻痺の人にとっては大変である。脳のための麻痺は、力が入らないこともあるが、大変な部分の多くは、手や脚がこわばって動かないことにあると、私たちは鍼の教師に習った。 このように、階段を上がる時、悪い方の手は、握る、指を開く、そのためには、腕を前や上に動かす等、大変いい訓練になる事を知った私は、喜んでこれをやっていたが、再び起こした出血のために中断していた。それがまたできるようになり、大変ありがたい。

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