2009年12月20日日曜日

こわばり2

 2009年12月20日(日)午前12時
 今日は日曜で会の仕事はするが、鍼の仕事も出かけることもなくのんび
りして良い。
 さて、こわばりの話を1昨日は書いた。その続きである。
 あれから肘を伸ばすことを増やした。その結果はすぐ現れた。立った姿勢で手
を下に向かって下げる。この時、肘は普通なら伸びる。私の場合はこの伸びる
時、これまではこわばりのためにゆっくりしか伸びていなかった。それがたっ
た2日のことだが、少しは抵抗はあるもののこわばりが減って肘が伸びやすく
なった。
 もう1つ、昨日からこわばりが減ったことがある。それは手の指の動きに関す
ることである。
 台の上に手を置いて指の練習をする。手のひらを下に向ける。そして指を反ら
して上に上げる。これは懸命にやると指は反らすことはできる。今度は手を少
し上に持ち上げて、浮かせて指の運動をすると動きが悪い。こわばりが出るためで
ある。このこわばりを減らすためには、こわばりに打ち勝って運動ができるよ
うに訓練するしかなさそうである。
 そこで考えたのが次の訓練である。
 1.良い方の手で少し細めのペットボトルを持ち、これを悪い方の手で持つ。こ
の時、悪い方の手は宙に浮いている。
 2.静かにペットボトルを台の上に立たせるように置く。
 この時、手はこわばって指がペットボトルから離れにくい。意識を集中して「
離せ」と強く念じると指は離れる。これを1ヵ月ぐらいやったら鍼治療の時、
悪い方の手を大分使えるようになって来た。そしてこの訓練はやや楽になったので、昨日からこのペットボトルを少し太めの物に換えた。
更に指の開きを大きくするためである。
 このように、いろんな訓練を考え出して仕事ができるようになれることがありがたい。
 
oushi@s6.kcn-tv.ne.jp

2009年12月18日金曜日

こわばり

 2009年12月18日(金)午前12時
  1昨日は遅くまで仕事があってありがたかった。
 この仕事である鍼治療の時も手足の訓練の時も、何時も問題になるのが私の
場合痙性麻痺(けいせいまひ)の痙性である。何かをしようとすると手足には力
が入るというか引きつりが起り、力がないためではなくて、引きつりのために手
足で目的の動作をすることができない。今、この文を書こうとして、腕を試しに真上
に上がるかやってみた。
 結果は肩は以前よりも柔らかくなったので、上に上がることを邪魔してはい
ないが、肘が伸びなくて肘から先の腕が曲がって上に上がった。
 肩はストレッチ、鍼、痙性を減らす運動などやった結果が出てきた。これから
はもう少し肘の屈伸に重点をおいて、訓練の組み立てをしたいと、今、考えて
いる。
 それで、1つ今日増やした訓練は、何も持たないで台の上で滑り易くした手
を、前に早く滑らせて肘を伸ばす運動を10回を1回として、これまでの5回か
ら10回にしてみた。
 
oushi@s6.kcn-tv.ne.jp

2009年12月14日月曜日

今月のあすなろ通信

 09年12月14日(月)午後10時
 また1ヵ月経ったので次のあすなろ通信を出した。今回もそれをここに貼り
付けてみたい。

  あすなろ通信第21号(0912)
あすなろ支援会会長 才田 覚
 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこの通信をお届けする
ことにより、あすなろ支援会会員相互の動きを皆様に知っていただき、会員相互
の一体感を高め、会の発展を期すために発行いたしております。
 このような意味で会員の皆様は連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございまし
たら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします

あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
熊本市出水8丁目19-24 才田鍼専門治療院気付
電話 096-371-1234

あすなろ支援会ホームページアドレス
http://asunaro-hari.jpn.org/


 いよいよ今年も師走となりましたが、皆様あわただしい時期にもかかわらずお
元気でお過ごしのことと推察申し上げます。
 さて、今月は入会者紹介、役員会開催、健康一口メモなどをお伝えいたします。
どうか最後までお読み下さいますように。

   ・入会者について
 今月も新しい会員になっていただいた方を紹介できることを喜びたいと思いま
す。
 才田アキエさん:平成21年11月8日入会
 本会第2位の年齢の方です。本会第1位の年齢の方は90余歳の松本さんです。
2週に1度私はお会いしていますが、いつも元気で楽しく俳句のお話しをなさって
います。そして今回入会の才田さんは、80歳少し手前の年齢で週に4日ほど仕事
に出かけていらっしゃいます。このお二方を我々も見習いたいものです。

   ・役員会開催について
 先月役員会を開催いたしました。以下、その内容を簡単に紹介申し上げます。
1.会則改正について
 来春の総会に提案する会則改正を話し合いました。詳しくは総会決議後この通
信でも報告いたしますが、今回は項目程度の紹介をしてみます。
 イ.役員の職務、任期、選任について:
   原案通り総会に提案することになる。
 ロ.ホームページ制作委員会の名称変更について:
   ホームページ制作委員会をホームページ管理委員会に変更することを総会
に提案。
2.味噌天神のミニイベントは流れたので、無料鍼体験イベントをするために何
をして我々役員の訓練をしたらよいかを話し合う。次のミニイベント開催を模索
する。
3.鍼のイメージチェンジについて:
 テレビで鍼の話がある時にはいつものように大きな鍼を置鍼しているところが
流れる。それで鍼は恐い痛いというイメージが強いのではないかと会員やその他
の患者さんからよく聞く。
このイメージを変える方法について:
 話し合った結果、うちの鍼はやさしくて小さな鍼で恐くないというイメージを
植え付けるためにパンフレットを作って地道に努力することになる。
4.今月の言葉を執筆いただいている坂田さんの肩書きについて:
 今月の言葉担当とする。
5.総会で次の役員と監事を決めるが何か話しておいたがよいか:
 事務局長が監事の候補者を探し総会に提案する。

   ・健康一口メモ
 2009年3月から掲載を致しておりますララ先生の健康に関する記事を今月も先
生のご厚意で転載いたします。

   ララ先生の健康レシピ
 はり施術師のララ先生が実際に体験した健康に関するレポートをお届けします。
本田鍼治療院 TEL096ー369ー6892

  眠ること
今ごろの季節(10月)は、暑くもなく寒くもなく、睡眠にとっては最適の条件の
はずなのですが、不眠に苦しむ人はかなり多いとか。
ララも不眠症に苦しむ一人なので、今回は眠ることについて考えてみましょう。
睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠から構成されています。
まず、レム睡眠 [Rapid Eye Movement -> REM]とは、浅い眠りです。
体はリラックスしていますが脳は起きているときに近い状態で働いており、目玉
が頻繁に動く『急速眼球運動』を伴います。
また夢を見る多くの場合はこのレム睡眠とされています。
そして、ノンレム睡眠 [Non-Rapid Eye Movement -> Non-REM]とは、深い眠りで
す。
脳・身体共にリラックスしている状態になります。
やや体温が下がり、呼吸や脈拍も緩やかになります。
睡眠は、この二つの睡眠がセットになり形成されています。
入眠後からノンレム睡眠、レム睡眠となり、多少の個人差はありますが、約90分
周期で繰り返しています。
その周期のうち、入眠後3時間はノンレム睡眠が多く、起床時間に近づくほどレ
ム睡眠の割合が増えます。
眠れないことの原因についてはいろいろありますが、これといった理由がなくて
も起きる場合があります。
原因があるものは、可能なかぎりそれを取り除くこと。
思い当たらない人にお奨めなのがこれ。
□規則正しい生活を送ること
とくに、午前中の朝日を浴びましょう。
□昼寝は30分以内で
昼寝をするなら、午後3じまでにします。
□コーヒーや緑茶はひかえめに
午後3時以降は摂らないほうが無難です。
□夜の長電話、パソコンやゲームはしない
精神的に興奮するようなことは避けます。
□入眠儀式を行う
あなたなりの眠りに入るまでの一定のルールを定めて、それを行います。
□眠れなくても気にしない
眠れないからといって、起き出して行動してしまうとますます眠れなくなってし
まいます。
無理をして眠ろうとせずに、静かに横になっていましょう。
□睡眠剤を上手に使う
きちんと正しく、上手に使えば睡眠剤は怖いものではありません。
ララも中時間対応のものを使用していますが、量が増えたりすることはありませ
ん。
病院で処方してもらって、正しい服用の仕方を指導してもらうとよいでしょう。
日本人の半数が睡眠不足を訴えている今日、眠らない社会はいずれどんな結果を
私たちにもたらしてしまうのか。
そんなことを考えていると、眠れなくなってしまいそうですね。
心おだやかにして、今夜をおやすみください。

 この健康一口メモの内容ですが、どうか「こんな記事を載せて欲しい」「こん
な質問があるけど」など、私、才田までお寄せ下さい。電話096ー371ー1234

今回の今月の言葉は執筆者の都合でお休みになりました。来月号を楽しみにした
いと思います。

それではあすなろ通信の今月号はこれで終わります。
皆様これから季節は冬本番に向かいます。御身ご自愛下さい。
oushi@s6.kcn-tv.ne.jp

2009年12月12日土曜日

超特急の仮の入れ歯

 09年12月12日(土)午後10時
 先週の土曜日に久しぶりに歯医者さんに行った。下の前歯が抜けてしまい、し
ゃべると息が漏れるし物はうまく噛めないので、どうにかしてもらうためである。
 いつもの先生はいた。
 「歯が抜けてしまったので、入れ歯を作る必要があるか診ていただきに伺いま
した」と私。
 「これじゃ噛めませんね。どうしますか、超特急で作りますか」と先生。
 私は初めて診ていただいた時のことを思い出して
 「今日と明日は忘年会ですので、その時に間に合えば超特急でお願いします」と、
先生の口調につい、乗ってしまった。
「私も今日忘年会です」と先生。
 それは、今から数年前のことであった。歯が弱い私だが、入れ歯を作ってもら
ってもあまりうまくいったことの無い私は、歯が無くても仕事はできると、横着
を決め込んでいて真面目に歯科には通っていなかった。しかしある日、鍼の勉強
に来る一人の人から、大変良い歯科があるので、そこに通ってはどうかと勧めら
れて出かけた。
その時にお世話になった先生が先に書いた「超特急の入れ歯」を作ってくださっ
た方であった。
 今回も先生がおっしゃった。
 「少し待合室で待ってもらえば、超特急で仮歯は作れます。」
 「ここを3時半に出れば次の予定に間に合います」と私。
 「何とかします」と先生。
 その夜の飲み会では、当然ひたすら食べてビールを飲んだ。また翌日の忘年会
では、ひたすらおしゃべりをして、幾人かのモチベーションを上げることに成功
した。
 その歯科のスタッフの方で、私を毎回世話していただく方にこの昔もあった「
超特急の入れ歯」のことを話すと、
 「うちの先生の得意なことですね」とおっしゃっていた。
 
oushi@s6.kcn-tv.ne.jp

2009年12月5日土曜日

将棋の修行

 09年12月05日(土)午前9時
 数日前に、朝早く目が覚めてラジオをつけた。将棋で有名な有吉さんが話をし
ていた。自分の将棋を教わったことの話である。
 よく修行した人の話に出てくることであるが、彼もそのようなことを話してい
た。
 有吉さんの先生は、将棋のことと関係のない人も名前を知っている、大山とい
う人である。
 有吉さんは、その大山先生の家に内弟子として入れてもらっていた。その大山
先生は家が広島にあった。しかし先生は、よく東京や大阪に試合ででかけていて、
先生の家の仕事を手伝うことが多かった。それで有吉さんは将棋を先生から何時
も教えてもらえる物だと思って弟子になったのだが、先生に直接教えてもらった
のは3回ぐらいだったと言う。そしてほとんど毎日家業の茣蓙の製造の手伝いを
したと言う。しかし先生は、教えるところはちゃんと言ってくださったと言う。
例えば先生は
 「有吉は守るより攻めた方がよいよ」等とおっしゃっていただいたことがあった
が、と彼は何十年か前のことだのに、未だにそれが残っているのだろう。印象深
い言い方で話をしていた。
 私は、この話を聴きながら、落語家の話を思い出した。毎日毎日、落語の稽古
はしてもらえないで、家の子守や洗濯、掃除ばかりであり、それを3年もしたと
言う。
 なぜこのようなやり方で落語や将棋やその他の修行ができるのだろうか?
 私には、はっきりとした答えは分らない。しかし思うことはある。
 先ず、稽古や練習はする時はある。弟子仲間やその他の人と稽古はする。そし
て、先生や兄弟子の心構えや、人との応対のしかたを学ぶこの繰り返しで、魚屋
さんの弟子は魚屋さんらしくなり、落語家の弟子は落語家らしくなり、踊りの弟
子も舞踊家らしくなるのではないのだろうか
正に、落語家やその他の人の家に住まわせてもらって、先生の生活の様子、その
仕事への心構え、その人の仕事に対する姿勢などを見る。これが修行なのかも知
れない。
 
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