2009年12月12日土曜日

超特急の仮の入れ歯

 09年12月12日(土)午後10時
 先週の土曜日に久しぶりに歯医者さんに行った。下の前歯が抜けてしまい、し
ゃべると息が漏れるし物はうまく噛めないので、どうにかしてもらうためである。
 いつもの先生はいた。
 「歯が抜けてしまったので、入れ歯を作る必要があるか診ていただきに伺いま
した」と私。
 「これじゃ噛めませんね。どうしますか、超特急で作りますか」と先生。
 私は初めて診ていただいた時のことを思い出して
 「今日と明日は忘年会ですので、その時に間に合えば超特急でお願いします」と、
先生の口調につい、乗ってしまった。
「私も今日忘年会です」と先生。
 それは、今から数年前のことであった。歯が弱い私だが、入れ歯を作ってもら
ってもあまりうまくいったことの無い私は、歯が無くても仕事はできると、横着
を決め込んでいて真面目に歯科には通っていなかった。しかしある日、鍼の勉強
に来る一人の人から、大変良い歯科があるので、そこに通ってはどうかと勧めら
れて出かけた。
その時にお世話になった先生が先に書いた「超特急の入れ歯」を作ってくださっ
た方であった。
 今回も先生がおっしゃった。
 「少し待合室で待ってもらえば、超特急で仮歯は作れます。」
 「ここを3時半に出れば次の予定に間に合います」と私。
 「何とかします」と先生。
 その夜の飲み会では、当然ひたすら食べてビールを飲んだ。また翌日の忘年会
では、ひたすらおしゃべりをして、幾人かのモチベーションを上げることに成功
した。
 その歯科のスタッフの方で、私を毎回世話していただく方にこの昔もあった「
超特急の入れ歯」のことを話すと、
 「うちの先生の得意なことですね」とおっしゃっていた。
 
oushi@s6.kcn-tv.ne.jp

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