その人は、境目だった。腕を挙げると痛いと言うので、50肩か筋肉痛かを分け
ていた。筋肉痛だけではなくて、
そうかと言っててんけいてきな
50かたでも無かった。
これはこの人の主訴ではなかった。最も治療したい所は、腰から脚だった。
立ち仕事を続けると下肢に痛みが出ると言う。普通神経痛は我々の鍼のやり方で
は、痛みの部を触ってみて僅かな腫れをと言うか、皮下の突っ張りを感じるもの
である。ところがこの人は、少し腫れている。
あーっこれは境目だ。
腰椎症と神経痛の境目、50肩と筋肉痛の境目。
臨床は何でもある。
相手は痛いのだから、面白いと言ったら悪いな。興味深いと言わなければならな
いだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿